失敗しないための、リフォーム ポイント


リフォームについて「最低限これだけは知っておけば大丈夫!」という基本的な内容をステップ別にまとめてみました。

ご満足いただけるリフォームとするために、是非一度ご覧ください。

■STEP:1 プランニング


最も大切なことは「どんな生活をしたいのか」という具体的なイメージ、リフォーム目的をはっきりさせることです。

まず、現在お住まいの家への不満点や今後のライフスタイルなどを考えてみましょう。

 

1)希望内容をまとめましょう

不満点やメンテナンスが必要な箇所、先を見据えたライフスタイルなどを踏まえ、リフォームの希望内容を整理しましょう。

その希望事項について、家族で話し合い優先順位をつけていきます。

 

2)情報をまとめましょう

現在の住まいの図面や仕様書等は、今後の工事方法やプラン作成などを行う上で大切な資料となるため、きちんと用意しておきましょう。

また、リフォームに関する書籍やインターネット、セミナーなどを利用して知識や情報を仕入れておくことも大切です。

例えば、雑誌などに乗っている施工例や、システムキッチン、バス・トイレなどの設備機器などできるだけたくさんの情報を収集しましょう。

その他にも、リフォーム会社やローンや助成金、税金などお金に関する情報も収集するといいでしょう。

 

3)おおよその費用をつかんでおきましょう

希望したリフォーム内容がどのぐらいの予算で出来るのか、目安となる金額をつかんでおきましょう。

■STEP:2 予算の検討と資金計画


上記のプランニングを行いながら、予算限度はどのくらいか、資金不足の場合はどのように資金調達をするのかを考えていきます。

ローンを利用する場合は様々なタイプがあるため、借入する金額や支払期間、利率などを十分に考慮しながら決めるようにしましょう。

 

1)概算の予算を考える

支払いが出来るおおよその金額、または上限額を検討します。

工事以外にも費用がかかるので、予算の10~20%は予備費用として考えておきましょう。

 

2)自己資金でまかなう場合

今後の生活のことも考えて、貯金を使い果たしてしまうことのないよう、それなりに現金は残しておくべきです。

あまり資金に余裕がない場合は、ローンを利用することをオススメします。

 

3)親などからの援助を受ける場合

親からの贈与の場合、基礎控除(年間110万円)分までは贈与税は課税されません。

ただし、110万円を超えた分は課税対象となりますので、その場合は相続時精算課税制度を利用することで節税できる可能性があります。

※制度には条件がありますので、詳しくは税務署などでご確認ください。

 

また、資金を親から借りる場合は、返済していることを証明するために、定期的に記帳をしておく必要があります。

■STEP:3 リフォーム会社選び


「リフォームをどこの会社に依頼するか」この選択がリフォームを行う上で、一番重要といっても過言ではありません。各会社の特徴や、自分が思い描いているリフォーム内容に沿う提案をしてくれる依頼先を、十分に検討し決めるようにしましょう。アフターメンテナンスなどを考えると、この先長くお付き合いする可能性が高いですから、信頼がおけて、いざという時に駆けつけてくれる、頼りになる会社を選びましょう。

 

1)リフォーム会社をリストアップ

候補となるリフォーム会社を探します。

その際、知人からの情報や、会社の概要や特徴など詳しい資料を請求したりするほか、できるだけ様々な施工例やショールームなどを見学に行ってみるのもオススメです。

 

2)プラン&見積もりの検討

候補を2〜3社に絞り、実際にリフォームする場所の現状を把握してもらい、希望内容を伝えプランと見積もりを依頼します。

各社の会社概要や仕事の進め方、工事の実績などの資料も提出してもらい、プラン内容や費用面と合わせて総合的に判断しましょう。

 

3)リフォーム会社決め、具体的な詰めを行う

プランの内容や金額、会社の内容など様々な面から信頼おける業者を選んでください。

 

そして、さらに詳しく具体的な詰めを行って、最終的な見積もりを作成してもらいましょう。

他のリフォーム会社へのご連絡もお忘れなく。

■STEP:4 契約・工事・引き渡し


1)契約

最終的なリフォームの内容が決定しましたら、正式に工事請負契約書を締結します。

後々のトラブルを避けるためにも必ず契約は書面で行いましょう。

ここで着手金を支払う場合もあります。

 

2)工事

工事が始まる前までに、法的な手続きや家具の移動など、必要な準備をしましょう。

公的な融資を受ける場合には、着工前に手続きを行います。

近隣へのごあいさつを行います。

工事期間中は、日々の進捗を記録しておきましょう。

場合によっては、この段階で中間金を支払います。

 

3)完成検査

契約時の際に作成した図面や追加・変更事項などの記録をもとに、不具合がないか確認します。

もし、不具合などがあった場合は手直しを依頼します。

 

4)引き渡し

手直し工事などが全て完了したことを確認し、正式な引き渡しを受けます。

追加・変更などの工事記録をもとに、最終的な工事金額を確認し代金(残金)を支払います。